憎む
憎んでいい、許さなくていい、負けていい、逃げていい。
自分にこれらのことを言い聞かせています。
今まで常に周りの評価に左右されてきました。
非常に閉鎖的な地域で、世間の目がありました。
実家が商売をしていたことで、「〇〇の娘」がついて回りました。
良い子でいようと思いました。
良い子でいれば周りの人が喜んでくれました。
人を憎むと地獄に行くのではと思っていました。
人を許せない私は欠陥人間だと思っていました。
結果、負けてばかり、逃げていかざるを得ない生き方でした。
その囚われから自由になれたかなと思います。
結果
定期的に私が占っている人がいます。
節目節目に定期検診を受けるように、今の状態を占うのです。
本人が聞きたいことを何度占っても、結果に出てこないことが続きました。
ある時変化を現すカードが出て、何かが変わることはわかりました。
しかし、肝心の一番聞きたかった問題に対しては結果が出ないのです。
今、彼女におおきな変化が起き、私自身もびっくりしています。
この結果から考えると、一番聞きたかった問題はいま解決すべき問題ではなかったことに気づかされます。
だからタロットカードは面白い!
話
自分が齢を重ね死に近づいたときに、思い出を話すのなら何を話すのだろう。
お年寄りと話していると、好んで繰り返す話があることに気が付きます。
おそらく、本人が若々しく輝いていた過去、自慢したい、誇りに思っている事柄。
何度も繰り返したため一字一句内容は変わらないのだけれど、今初めて話したかの様に新鮮に語りだすのです。
周りで聞いている人たちの合いの手も一緒。
話していると気持ちもよくなり、乗っているのだというのも感じられます。
話す内容はポジティブなこととは限りません。
不幸な話、悪口雑言もまた、本人が訴えたい、話したい内容なのです。
聞いている方としては、やはりつらい時もあります。
そうはなりたくないと思うものです。
しかし、感情のコントロールが出来なくなった時、私の口からはどんな話が飛び出すのだろう。
理性では止められない、及ばない世界なのです。
今、嫌なことを我慢して言わないようにしても、心の奥底では澱のように溜まっているのでしょう。
爆発するときを待っているだけなのかもと思います。